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プレートに散りばめられた宝石のようなスイーツとともに、
紅茶の芳醇な香りを楽しむアフタヌーンティー。

日本でもすっかり市民権を得て久しいですが、
たまには日常を離れて、ホテルのラウンジなどで、
優雅に英国気分を味わいたいですね。

アフタヌーンティーに欠かせない
マナーをおさらいしましょう。



まずは、ホットの紅茶です。
あらかじめティーポットを温めておくと茶葉がよく広がり、
紅茶の香りと成分が十分に抽出されます。

カップを持ち上げるときは、
指で取っ手を摘まむように持つようにします。

指をカップの取っ手の中に入れて持ち上げる飲み方は、
タブーなお作法なんです。

紅茶が濃くなってしまった時のためにホットウォータージャグという、
薄めるためのお湯を用意することもありますが、
ミルクを注いでいただくのも格別です。

もちろん、音を立てていただくのもNG。
おかわりをいただく場合は自分で注がず、
給仕の方に注いでもらうのがマナーです。



また、一般的に3段から構成されるケーキスタンドには、
サンドイッチ→スコーン→ペストリー(ケーキ)と、
下から順番に置かれていますが、
サンドイッチ、つまり一番下の段からいただきます。

一口サイズならばそのまま手でつまんでも構いませんが、
大きめのサイズの場合はナイフとフォークでいただきます。

スコーンはプレートにとり、ナイフで水平にカットした後、
ジャムとクロテッドクリームをつけていただきます。
つける順番は地方によって異なるそうですが、お好みで構いません。

クロテッドクリームは乳脂肪分の高いミルクから作られる、
コーンウォール地方特産のクリームです。
日本でも販売されていますが、ホイップクリームでも代用できます。

ケーキは尖った方から、一口ずつ切って、
そしてシュークリームは半分にカットした後、
同じく一口ずつ切り分けながらいただくようにします。

スイーツをいただく時は、大きな口で丸ごとではなく、
少しずつカットし、上品にいただくよう心がけましょう。
ミルフィーユなどの崩れやすいケーキは、
寝かせてからカットするとスマートです。



仕来りと決まりごとの国と言われる英国ですが、
マナーはあれども、アフタヌーンティーにおいて大事なのは、
何よりも「楽しむ」ことです。

あくまで「作法」として、
肩肘張らずに、リラックスしていきましょう。

 

 

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