【ミニコラムVol.382】<br>食欲の秋!秋のフルーツ<br>でタルトタタン

「タルトタタン」といえば、
リンゴを使ったタルトの焼き菓子というイメージですが、
みなさんは食べたことがありますか？

アップルパイと似ているようで異なる
味わいのタルトタタンは、
煮詰めたリンゴを使うイメージが強いですが、
実はその他のフルーツでもつくれます。

今回はタルトタタンについて、
またリンゴ以外の秋のフルーツを使った
タルトタタンもご紹介します♪

【タルトタタンとは？】

タルトの表面にたくさんのリンゴがのり、
甘くて美味しそうなタルトタタンは、
フランス生まれの伝統菓子です。

アップパイと似ているように感じますが、
アップルパイはタルト生地にリンゴのフィリングをのせ、
その上から包み込むようにさらに
生地をのせて焼いたものであるのに対し、
タルトタタンは、煮詰めたリンゴを型にしきつめて、
その上から生地をかぶせて焼いた後、
ひっくり返したものです。

アップルパイに使うリンゴよりも
大きめにカットされているのもポイントです！

【名前の由来は？】

タルトタタンの「タルト」は、
そのままの意味ですが、
「タタン」とはどんな意味なのでしょうか？

実はタルトタタンはひょんなキッカケで
誕生した伝統菓子なのです。

ホテル経営をしていた「タタン姉妹」が、
リンゴのタルトをつくる際に、
上からの生地をかぶせ忘れたことで
生まれたのが「タルトタタン」です！

それが、タルトタタンの「タタン」の
名前の由来なのですね。

【タルトタタンの作り方】

①フィリングをつくる
鍋に、皮をむいて種をとり8等分したリンゴ、
グラニュー糖、バターを入れ火にかけ、
リンゴが崩れないようにひっくり返し、
ブランデーを加え全体に火を通します。

②シュクレ生地をつくる
ボウルに常温に戻しておいたバターと、
ふるっておいた薄力粉とアーモンドパウダーを、
なめらかになるまで混ぜ合わせ、
卵を2回に分けて加え混ぜ合わせ、
塩と粉糖を加えたら粉っぽさがなくなるまで
ゴムベラで切るように合わせ、
まとめてラップに包み、
1時以上冷蔵庫に入れておきます。
※シュクレ生地は、冷凍パイシートで代用も可

③焼き上がり
型にグラニュー糖と水でつくったカラメルを流しいれ、
その上にリンゴのフィリングを敷き詰め、
丸くカットしたシュクレ生地をのせたら、
190℃のオーブンで40分程焼き、
粗熱がとれたら完成です。

(一晩冷蔵庫で寝かせても美味しい)

【リンゴ以外の秋のフルーツでタルトタタン】