【コラムVol.398】
ワイン＆チョコレートのマリアージュ♡
大人のためのバレンタインの楽しみ方

バレンタインデーといえば
チョコレートが主役の一日ですが、
今年は少し大人な楽しみ方をしてみませんか？

ワインとチョコレートの
「マリアージュ（組み合わせ）」を堪能する、
特別なバレンタインの提案です。

どちらも豊かな風味を持つワインとチョコレートは、
正しく組み合わせればお互いを引き立て合う
絶妙なペアリングを生み出します。

この記事では、ワインとチョコレートの
選び方や楽しみ方をご紹介します。

【ワインとチョコレートのペアリングの基本ルール】

ワインとチョコレートを合わせる際には、
いくつかの基本的なポイントを
押さえると失敗がありません。

★甘さのバランスを考える★
チョコレートよりもワインの
甘さが少し上回る組み合わせが理想的です。
チョコレートが甘すぎると、
ワインの風味が消されてしまうことがあるため、
甘さのバランスに気をつけましょう。

★濃厚さを合わせる★
ダークチョコレートのような
濃厚な味わいには、
フルボディの赤ワインのような
重厚感のあるワインが合います。
一方で、ミルクチョコレートや
ホワイトチョコレートには、
軽やかな甘口ワインがおすすめです。

★共通するフレーバーを探す★
ワインとチョコレートに共通する
香りや味を見つけると、
ペアリングがより楽しくなります。
たとえば、ナッツやベリーの風味、
スパイスのニュアンスなどです。

【おすすめのワインとチョコレートの組み合わせ】

具体的なペアリング例をご紹介します。
これを参考に、あなたの好みの
組み合わせを探してみてください。

★ビター・ダークチョコレート × カベルネ・ソーヴィニヨン★

カカオ含有量が70%以上のビターチョコレートには、
カベルネ・ソーヴィニヨンのような
フルボディの赤ワインがぴったり。

濃厚なチョコの苦味が、
ワインのベリーやブラックチェリーの香りと
絶妙にマッチします。

★ミルクチョコレート × ピノ・ノワール★

ミルクチョコレートのクリーミーで甘い味わいには、
ピノ・ノワールのような軽やかでフルーティーな
赤ワインが相性抜群。
ワインの酸味が、チョコレートの
甘さを引き立ててくれます。

★ホワイトチョコレート × モスカート・ダスティ★

ホワイトチョコレートの繊細な甘さと、
モスカート・ダスティのフローラルな香りや
軽やかな甘口が見事に調和。
フルーティーで爽やかなペアリングは、
デザート感覚で楽しめます。

★塩キャラメルチョコレート × シェリー酒（ペドロ・ヒメネス）★

塩味と甘みのバランスが魅力の
塩キャラメルチョコレートには、
濃厚な甘口のシェリー酒が最高のパートナー。
ドライフルーツやキャラメルのような
香りを持つシェリー酒が、
チョコレートの塩味を際立たせます。

【楽しみ方のコツ】

ワインとチョコレートの
ペアリングをさらに楽しむために、
いくつかのポイントを押さえておきましょう。

《順番を意識する》
最初にワインを一口飲んでから
チョコレートを味わい、
その後もう一度ワインを口に含むと、
両者の風味の変化が楽しめます。

《温度管理に気をつける》
チョコレートは18〜20℃、
ワインは適切な温度
（赤ワインなら15〜18℃、
白ワインや甘口ワインなら6〜10℃程度）で
提供すると、味わいが引き立ちます。

《試しながら発見する》
ルールにとらわれすぎず、
いろいろなワインとチョコレートを
試して自分だけの組み合わせを
見つける楽しみもあります。