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お正月飾りといえば、 門松、しめ縄飾り、鏡餅ですね。
もともとお正月飾りは、
年神様をお迎えしてお祀りする、
一年の幸せを招くため、
厄や災いを払うため、
などの由来や意味が込められています。
特に、門松は、
年神様が家を探すときの目印となるため、
もっとも重要なんです。
二体を一対で飾ることが一般的で、
向かって左を雄松、右が雌松とされています。
一対の枝若松を飾るご家庭も増えています。
門松で使われる植物は、
縁起が良いとされる松・竹・梅ですが、
この3つは冬の寒さに強く枯れにくいため、
縁起物として重んじられてきました。
松は「祀る(まつる)」という言葉にも繋がり、
樹齢が千年にもなることから、
不老長寿の象徴とされています。
竹は成長が早く、
雨風にも負けず真っすぐ成長することから生命力の象徴、
梅は、新春早々に香り豊かな花を咲かせることから、
出世や開運の象徴とされています。
そして、しめ縄には、
魔除けや封じ込めの意味があります。
神社のしめ縄は、御神域との俗世との境界線を表していて、
このため、一般の家庭でもお正月という特別な時期に、
年神様が訪れやすいよう、門松と一緒にしめ縄を飾ります。
他にも、玉飾り、輪飾りなどがありますが、
神様が宿るとされる場所に飾りましょう。
さらに、鏡餅は年神様へのお供えとして、
床の間や神棚に飾ります。
床の間や神棚がないお家では、
玄関から遠い、奥まった場所に飾るのがよいとされており、
リビングやダイニングなどに置くのが一般的です。
昔から、鏡は神様が宿るとされてきました。
青銅で出来た古代の鏡の丸い形をもとにしたと言われ、
丸餅を二つ重ねるのは、二つの餅を太陽と月に見立てて、
「月日を重ねる」という意味があります。
丸餅の上に乗せる橙はその年に付けた実を落とさずに、
その後何年も新しい実をつけていくため、
家系の繁栄を願う縁起を担いでいます。
また、鏡餅は1月11日の鏡開きの日に片付け、
家族全員で雑煮やお汁粉でいただきましょう。
お正月飾りを飾る時期は、
末広がりを表す「8」が付く28日か、
キリのよい数字の30日がベストです。
なお、お正月飾りを片付ける日は、
しめ縄や門松は「幕の内」とよばれる1月7日まで、
毎年1月15日に行われる神社のお焚き上げか、
地域のどんど焼きなどで処分しましょう。
門松、しめ縄飾り、鏡餅、
それぞれの由来や意味を理解して、
日本の伝統を守り続けていきたいですね。
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