【コラムVol.379】
年賀状文化の現状と
SNS時代の新しい挨拶スタイル

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年賀状は、長年日本の新年の挨拶として
大切にされてきました。

年末になると家族や友人、職場の人々に向けて、
手書きのメッセージや写真入りのはがきを作り
一年の感謝や新しい年の抱負を
伝えるのが一般的な習慣ですよね。

しかし、近年はSNSやメッセージアプリの普及により、
年賀状文化が変わりつつある様です。

近年の年賀状の現状と新しいスタイルについて
考察していきましょう!


【年賀状文化の現状】

日本ではかつて、
ほぼすべての家庭が年賀状を作成していましたが、
ここ数十年でその数は減少傾向にあります。
自身も数年前までは12月頭ぐらいから
バタバタと年賀状の準備に取り掛かってました。

日本郵便の調査によると、
年賀状の発行枚数はピークだった2003年の
44億枚から減少し続け、
現在ではその半数以下の枚数になっている様です。

この背景には、以下のような理由が、、、

 

《手間とコストの問題》


年賀状作成には一定の手間とコストがかかり、
忙しい年末年始にまとめて作業するのが
難しいと感じる人が増加

《個人情報保護の観点》


住所や個人情報を交換することへの
慎重さが増していることも、年賀状離れの一因。

《環境への配慮》


紙の消費を抑えたいという
エコ意識の高まりが、
デジタル化の促進にもつながっています。


【SNS時代の新しい挨拶スタイル】

SNSやメッセージアプリは、
新しい年の挨拶スタイルを変えました。
SNS時代の主な新しい挨拶スタイルにどんなものが
あるのか見ていこうと思います!

 

デジタル年賀状やグリーティング画像》

SNSやLINEなどのメッセージアプリで、
画像や短い動画を添えて
新年の挨拶を送るスタイルが普及しています。

特に手書き風のスタンプや、
年賀状風のデザインが施された
メッセージカードは手軽で、
相手に温かみも伝わるため人気です。

スマホで作成できるアプリも増えており、
個性を表現しやすい方法でもあります。

 

《ショートビデオメッセージ》

InstagramやTikTokなどの短編動画プラットフォームを活用して、
新年の抱負や感謝の言葉を簡潔に伝える方法も増加傾向に。
動画ならではの動きや音声が加わり、
テキストだけでは伝わらない感情を表現しやすく、
家族や親しい友人にとって特別な新年の挨拶となります。

 

《24時間で消えるストーリーを活用》

InstagramやLINEのストーリー機能を使って、
新年の挨拶を24時間限定で公開する人も増えています。
ストーリーは期間限定で気軽に閲覧でき、
コメントを通じて簡単に返事ができるため、
忙しい年始でも負担なく挨拶を済ませられるメリットがあります。
友人やフォロワーと広く新年の喜びを共有する手段として、
若い世代には特に人気です!

 

《グループチャットを使ってメッセージ一括送信》

LINEのグループ機能を使い、
家族や友人、職場の同僚などに向けて
新年の挨拶を一度に送信する人も多くなっています。

特に職場の同僚間では、
グループチャットでのメッセージ交換が
手軽で迅速に行えるため、
年賀状の代わりとして活用されることが増えています。


《特定のSNS投稿での新年の抱負や挨拶シェア》

X(旧Twitter)やFacebookに新年の抱負や目標を投稿し、
フォロワー全体と共有するのも一般的な方法です。
コメントや「いいね」を通じて広く交流ができるため、
応援や励ましの言葉をもらうこともできます。


【変化の中で年賀状に残る価値】

デジタル化が進む中で、
年賀状は人と人とのつながりを感じる手段として
価値を保っています。

特に高齢の方やビジネス上の関係では、
年賀状の持つ伝統的な格式や誠意が大切にされており、
紙の年賀状を重視する傾向が続いています。

手書きのメッセージやデザインには、
受け取る側も送る側も心のこもった温かみを感じやすく、
「紙に残る安心感」が今も見直されている部分でもあります。


【まとめ】

年賀状文化は変化の中でもなお受け継がれていますが、
SNSやメッセージアプリなど新しいツールが普及する中で、
年始の挨拶方法は多様化し続けています。

どのスタイルにもそれぞれの良さがあり、
相手との関係性や自分のライフスタイルに合わせて、
自由に選択する時代が到来しました!

年賀状とSNSの両方を上手に活用し、
2025年も新しい形で心のこもった
挨拶を送り合ってみましょう♪

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