【コラムVol.327】
世界のお正月(年越し)は
どんなもの?

アメリカではお正月よりも
クリスマスの方が大きなイベントであり、
クリスマスの休暇が続いている
余韻の中での年越しです。

アメリカでは元旦の1日のことを
「New Year’s Day(ニュウイヤーズデイ)」、
前日である大晦日のことを
「New Year’s Eve(ニュウイヤーズイヴ)」と呼びます。

11月下旬の感謝祭から休日が続いている中での
正月なので、日本のように三が日お休みではなく
1日までがお休みという雰囲気で、
2日からはお仕事という方が大半です。

大晦日の年越しカウントダウンの
パーティーへと出かける方が多く、
ニューヨークのタイムズスクエアの
カウントダウンを見ながら
年越し&花火を見るというのも定番です!

中国では旧暦の1月1日に行われる「春節」と
呼ばれる大イベントがお正月にあたり、
1月終わり頃から2月の半ば頃まで
お正月ムードが続きます。

春節には休暇をとって海外旅行に行ったり、
帰郷して故郷で家族と過ごしたりします。

中国の大晦日も日本と同様に、
中国版の紅白歌合戦を楽しみ、
年越しの瞬間には、邪気払いし幸運を
招くという意味あいでの、
大量の爆竹を鳴らすという習慣が定着しています。

ロシアでは、ロシア正教の暦である
ユリウス暦という古くからの暦を使っているため、
1月1日ではなく、1月7日が新年です。

キリスト教の大イベントであるクリスマスも、
ロシアではロシア正教が主流のため、
クリスマスよりも正月のイベントの方が
重要視されています。

「ヨールカ」と呼ばれるクリスマスツリーのような
もみの木の飾りも新年に向けて飾り付けられていき、
サンタクロースに似た「マロースおじいさん」から、
子どもたちへプレゼントが配られることを
「もみの木祭り」と呼びます。

クリスマスのようなムードを新年に
行っている感覚がロシアのお正月です。

【少し変わった他の国の面白いお正月の風習】

《タイ》
4月の半ば頃に行う旧正月では、
「ソンクラーン(水かけ)祭り」と呼ばれる行事が行われ、
国中で大いに盛り上がります。
水かけには「清める」という意味があります。

《デンマーク》
お正月には隣家のドアに
お皿を投げつけるという一風変わった風習があり、
投げつけられた家は幸福になるといわれ、
枚数が多い程良いとされています。

《スペイン》
年越しの0時の瞬間に
12粒のぶどうを食べる風習があり、
0時の鐘が鳴っている間に
食べきると幸せになるという
言い伝えがあります！

【まとめ】

いかがでしたか？

日本とはまた違った世界のお正月。

お正月の迎え方も各国の風習や文化の違いで
個性が様々で違ってきますね。

もしこのーズン中に訪れる予定があれば、
体験する機会があるかもしれませんね♪