【ミニコラムVol.4】<br>テーブルコーディネートの基本

こんにちは！
VICTORIA Designのブログをご覧くださり、
まことにありがとうございます。

テーブルコーディネートと聞くと、
難しく考えてしまいがちですが、
普段の食事や会食で、どんなお皿を合うか？
テーブルにお花を飾ってみようか？など、
ちょっと考えて工夫をするのも
テーブルコーディネートの一つです。

基本を意識するだけで、
お料理が引き立ち、
その場の雰囲気も華やぎ、会話も弾むようになります。

では、早速準備に取り掛かりましょう。

『テーマを決める』
クリスマス、お正月、お誕生日、記念日等のお祝い、
ホームパーティ、ひな祭り、端午の節句、ハロウィーンなど。
テーマが決まれば、具体的に、いつ、どこで、
だれと、どんな料理をどんな食器で食べるかも決まってきます。

『テーマカラーを決める』
テーマに合わせたカラーを選ぶことです。
例えば、クリスマスならレッド・ゴールド、グリーンなど、
夏ならメインカラーを海をイメージするブルーにしたり、
スタイリングのポイントは「カラーの統一」です。

全体のカラーを同系色でまとめて、
一部に反対色をアクセントとして使うと上手くまとまります。

さらに、カラーの黄金比率があるんです。
ベースカラー、アソート(セカンド)カラー、アクセントカラーを
「70：25：5」
という比率にすると、バランス良くまとまるのだそう。

『アイテム(下記の3種類)を決める』
1. テーブルリネン
テーブルクロス、アンダーテーブルクロス、テーブルマット、ナプキンなど
2. テーブルウェア
食器、カトラリー、グラスなど
3. フィギュアー(テーブルに飾る装飾品)
センターピース (テーブルの中心を飾るもの)
ソルト＆ペッパー、ナプキンリング、キャンドルスタンド、花、フルーツなど

『ルール(セッティングの決まり事)を意識する』
テーブルリネン、ウェア、フィギュアーが綺麗で清潔
料理が食べやすいように配置されている
料理と器、器とテーブルの色、形、大きさ、配置のバランスが良い

配置は一人分のスペースとして、
60cm以上の幅があれば、
隣の人とひじがぶつかることがありません。

『カトラリーとお皿の位置関係を把握する』
洋食と和食で、
それぞれ詳しく説明していきます。

【洋食の場合】
正面にお皿
ナイフはお皿に向かって右側、刃はお皿側に
フォークは左、フォークの先が上
スプーンは、ナイフの外側(右)
お皿は、グラスの右上
グラスは、左から、
水→赤ワイン→白ワイン→シャンパングラスの順
デザート用のカトラリーは、お皿の奥
ナプキンは、お皿の上又はフォークの左側

最後のデザートとする場合は、カトラリーは、
他の料理と同様、お皿の左右へ配置します。

フォーマルなスタイルでは、
複数のフォークとナイフを使いわけますが、
ご自宅などのカジュアルテーブルなら、一組で。
その場合は、カトラリーレストがあるとスマートです。

また、正式には、配置するときは、
「お皿はテーブルの端から指2本分あける」
「カトラリーは、テーブル端から指3本分あけて配置する」
とルールがありますが、
ご自宅では気にしなくても大丈夫です。

【和食の場合】
和食の基本「一汁三菜」を例にします。

まず、中央下にお箸、
テーブルの一番手前に持ち手を右側、箸先を左に、
箸置きの上に横向きに配置します。

次に、お茶碗を左側、汁椀を右に。
主菜は、自分から見て右上、副菜は左上、
その真ん中に副副菜とおきます。

おかずの数によって多少は異なりますが、
ごはんのお茶碗と汁椀の位置は変わりません。

『演出する』
「テーマ」でもあるのですが、
目的を明確に合わせて、演出します。
誕生日、ひな祭り、端午の節句、ハロウィーン、クリスマスetc・・・
季節にあった料理の献立、クロスの色、器の絵柄、
お花や果物を取り入れるとよいでしょう。

『フィギュアーや照明を使う』
和食のテーブルなら、
箸置きもフィギュアーのひとつです。
アイキャッチなポイントとして、
華やかな小物を仕上げに使ってもいいでしょう。

茶や黒が多い食卓には、
グリーンをさりげなく入れるのもいいですね。
夜は照明やキャンドルの光を使ってみましょう。
ただし、過剰な飾りつけはNGです。

最近ではインスタグラムなどのSNSでも、
おしゃれなテーブルコーディネートをよく見かけるようになりました。

「#テーブルコーディネート」「#テーブルコーデ」などと入れて検索して
素敵な写真を参考にコーディネートしてみるのもいいですね。

お食事を美味しく、楽しむことをメインに、
堅苦しく考えずに、
テーブルコーディネートを楽しんでください。